鯉のぼり(小)

鯉のぼりは、端午の節句（5月5日）に飾る、鯉の形をした風船のことです。鯉は日本では勇気や根性を表す象徴的な生き物とされており、鯉のぼりは子どもたちの健やかな成長を祈り、また、風に揺れる鯉のように大志を抱き、粘り強く努力することを教えるために用いられます。

鯉のぼりには、大きさによって「大」、「中」、「小」があり、小さいものは室内やベランダに飾ることができます。また、1匹だけでなく、2匹、3匹と揃えて飾ることもあります。一般的に鯉のぼりは、青い鯉が父親を、赤い鯉が母親を、黄色い鯉が子どもを表し、家族を象徴しています。

鯉のぼりは、昔から伝わる日本の伝統文化であり、今でも多くの家庭で飾られています。端午の節句には、鯉のぼりをはじめ、かしわ餅や菖蒲湯を飾り、子どもたちの健やかな成長を祝います。