ふくふくシマエナガ からふるでかぽん

ふくふくシマエナガは、オウム目・インコ科・エナガ属に属する鳥類の一種です。和名は「太り太り島江永」といい、英名は「Pallas's Rosefinch」と呼ばれます。

主に北海道や本州の山地に生息し、冬場には南方へ渡って越冬します。体長は約13㎝程度で、体重はオスが8～14g、メスが7～10g程度です。頭部から背中にかけては灰褐色で、腹部は淡いピンク色をしています。名前の通りふくふくとした体型が特徴的で、可愛らしい姿が人気です。

また、「からふるでかぽん（唐古・出雲地方で使われる方言）」は、ふくふくシマエナガのことを指す地方名です。雪国などの寒冷地に生息するため、厳しい冬を生き抜くために体脂肪を蓄えていることが由来とされています。

ふくふくシマエナガは、野鳥観察の愛好家からも人気があります。また、図鑑や文学作品などにも登場し、日本の自然や風物に深く根付いた鳥の一つです。