玄武は、中国の伝説に登場する四聖獣の一匹で、日本でも古くから神話や伝承に登場しています。玄武の象徴するものは、北方や冬、水、黒、死、運命などであり、陰陽思想においては陰の側に位置づけられます。

玄武は、龍と亀を合わせたような姿をしており、背中には鱗があり、四肢には爪がついています。また、頭部には角が生え、口から霧を吐くとされています。

玄武は、東洋医学においても重要な存在であり、五行説においては、水を司る臓器である腎と関係があるとされています。また、風水では、家の向きや玄関の位置などによって、玄武が守護する方位を決めることがあります。

玄武は、中国の伝説や神話において、大地のバランスを保つ役割を持っているとされています。また、四聖獣の中でも最も古い存在であり、古代中国の王朝においては、皇帝の守護神として崇められていました。

日本の伝承においても、玄武は重要な存在であり、古代日本の武将たちは、玄武の像を装飾に使い、武運長久や家庭円満のお守りとして使っていたとされています。また、神社や寺院にも玄武を祀るところが多くあります。