国鉄(JR)103系<新製冷房車・エメラルドグリーン>増結用モハ2両ボディキットは、JR東日本が1980年代後半から1990年代初頭にかけて製造された103系電車の増結用モハ車のボディキットです。

このキットは、103系電車のオリジナルのモハ車（制御車）を増結車両に改造する際に使用されました。この改造により、増結車両も新製冷房装置とエメラルドグリーン色の塗装を施すことができました。

ボディキットには、車体の外板や床下機器のカバー、窓枠などが含まれています。これらの部品は、オリジナルの103系電車と同じく鋼板製であり、専用の金型で成形されました。

増結用モハ車のボディキットは、オリジナルのモハ車と同じ寸法や形状を持っており、他の車両との連結がスムーズに行えるように設計されています。また、冷房装置の取り付けや塗装工程も考慮されており、改造作業を容易に行えるよう配慮されています。

これらの増結用モハ車は、主に103系電車の増結や編成の改良に使用されました。増加する需要に応えるために、既存の車両を改造して増結車両として使用することで、コストを抑えつつ運行の効率化を図ることができました。

なお、各地域のJRグループによっては、103系電車の代替車両が導入され、103系電車そのものの運用が減少したため、増結用モハ車の需要も減少しています。しかし、一部の地域では現在でも使用されている可能性があります。