32770 鉄道コレクション 神戸市電1150形 1156号車

神戸市電1150形1156号車は、神戸市電の車両の1つです。1150形は、1956年から1963年にかけて神戸市電に導入された電車で、全長11.5mの小型車両です。

1156号車は、1150形の中でも具体的な車両番号として割り振られたもので、1957年に製造されました。この車両は、三菱電機と川崎車輛が製造し、主に神戸市内の交通ニーズに対応するために使用されました。

1156号車の外観は、丸みを帯びた形状で、クリーム色とオレンジ色のツートンカラーが特徴です。窓の形状も独特で、上部が弧を描いているデザインです。

内装は木製の座席や窓枠が使用され、当時のレトロな雰囲気が醸し出されています。車内には、座席に付属した座席番号が表示されており、一人ひとりの席が指定されていました。

1156号車は、神戸市内のさまざまな路線で使用されましたが、1988年に廃止されました。その後、一部は保存され、鉄道博物館などで展示されています。

神戸市電1150形1156号車は、神戸市の交通史や鉄道の歴史を物語る貴重な車両の一つです。その特徴的なデザインと木製の内装は、当時の電車の雰囲気を感じることができます。