6113 キハ58(M)

キハ58(M)は、日本国有鉄道（現在のJR）で使用されていた気動車（ディーゼルカー）の一種です。1959年から1971年まで製造され、主に地方の非電化路線で使用されました。

キハ58(M)は、鋼体を持つ一般的な二軸気動車で、座席定員は72人でした。全長は約20メートル、最高速度は95キロメートル/時でした。また、エンジンはディーゼルエンジンを搭載しており、燃料として軽油を使用していました。

キハ58(M)は、数多くのバリエーションがありました。JR東日本では、東北本線や山手線などの都市部の郊外線で使用され、都市近郊型のキハ58(Mu)やキハ58(Mu-2000)として運行されました。一方、JR西日本では、山陽本線や山陰本線などの地方路線で使用され、地方型のキハ58(Mg)やキハ58(Mg-2000)として運行されました。

キハ58(M)は、その信頼性と経済性から、地方の非電化路線で数十年にわたって使用されました。しかし、時代の変化に伴い、電化路線の増加や新しい車両の導入により、徐々に運用から退いていきました。現在では、保存された車両が一部存在しており、鉄道ファンや博物館などで見ることができます。