シーサーは、沖縄県や琉球諸島に伝わる獅子のような妖怪や守護神のことを指します。一般的には、屋根や門、玄関などの出入り口に飾られる石や陶器で作られた獅子の像のことを指します。

シーサーは邪気を祓い、災いを避けるとされる守り神として信仰されています。また、家族や家庭の安全を守るためにも飾られることが多いです。シーサーは、左右に向かって1対のものが飾られることが一般的で、片方は口を開けて悪いものを遠ざける「アガリシーサー」、もう片方は口を閉じて良いものを呼び込む「クダリシーサー」と呼ばれています。

シーサーは、琉球王国時代から伝わる伝統的な文化であり、沖縄の象徴的な存在として親しまれています。観光客向けのお土産や装飾品としても人気があり、さまざまな形や素材で制作されています。また、子どもたちの遊び相手としても人気があり、キャラクター化されたマスコットなども存在しています。