「恐竜大戦争アイゼンボーグ」は、1977年から1978年にかけて放送された特撮テレビドラマで、地球を襲う邪悪な恐竜帝国と戦う人造戦士「アイゼンボーグ」の活躍を描いた作品です。

その中で登場する「にせアイゼンボー」とは、恐竜帝国が製造した偽物のアイゼンボーグで、外見や能力などは本物とほぼ同じですが、本物のアイゼンボーグとは異なる精神を持っています。

にせアイゼンボーは、恐竜帝国側からアイゼンボーグたちの情報を収集するために登場します。恐竜帝国側からはアイゼンボーグと同じように扱われますが、アイゼンボーグたちと違い、自分たちが何のために戦っているのかを理解しておらず、戦いの意味を見出しません。

アイゼンボーグたちが人間と恐竜帝国の戦いに心を痛めるなか、にせアイゼンボーは「俺はただ命令に従って戦っているだけだ。」と自分の立場を明確にし、自分自身を慕う子供たちにも目の前の戦いを無邪気に楽しむ姿勢を見せます。

その後、アイゼンボーグたちとの戦いを繰り広げながら、にせアイゼンボーは次第に自分自身が意思を持っていることに気づき、自分の運命に向き合うことになります。

「にせアイゼンボー」は、アイゼンボーグのライバルでありながら、その存在は原作にはないオリジナルのキャラクターとして、作品に深い印象を残しています。