「るかっぷ」とは、江戸時代に流行した色物芝居の一種で、歌や踊りを取り入れた舞台芸能です。一方、「地獄楽」とは、地獄を舞台にした恐ろしい話を演じる芝居で、怪奇的な楽器を使って演奏される音楽が特徴です。

「山田浅ェ門」という人物は、江戸時代の俳優・役者で、るかっぷや地獄楽などの舞台芸能で活躍しました。特に、地獄楽で「佐切」という役を演じたことで知られています。佐切は、地獄の番人を務める鬼の役で、人々を地獄に導く役割を果たしています。山田浅ェ門は、その怪しげな雰囲気や独特の動きを生かし、佐切役を演じて観客を恐怖に陥れたといわれています。