西武鉄道往復路行先板 レトロサボ

西武鉄道往復路行先板（せいぶてつどうおうふくじょこうきょく）は、かつて西武鉄道で使用されていた駅名などの表示板です。一般的には「レトロサボ」と呼ばれ、そのデザインや雰囲気から人気を集めています。

レトロサボは、昭和30年代から昭和40年代にかけての西武鉄道の列車に使用されていました。当時の列車は、駅名や行先を手動で表示する必要があり、そのために使われていたのがレトロサボです。

レトロサボは、黒い背景に白い文字で駅名や行先が表示されていました。文字のフォントやデザインは非常に特徴的で、独特の雰囲気を醸し出しています。また、表示板にはスペースの都合上、駅名を略して表示することもありました。

当時の西武鉄道の列車は、ロマンスカーなどの特急列車から普通列車まで様々な種類がありましたが、レトロサボはそれらの列車で使われていたため、多くの人々の懐かしい思い出として残っています。

現在、西武鉄道では電子式の表示装置が使用されており、レトロサボは使用されていません。しかし、一部の蒸気機関車や保存鉄道などで復刻版のレトロサボが使用されていることもあります。

レトロサボは、その独自のデザインや懐かしい雰囲気から、鉄道ファンやレトロなものが好きな人々の間で人気があります。また、昔の西武鉄道の列車を再現した模型などでも、レトロサボが使用されていることがあります。